2009年06月27日

アレルギー性鼻炎の対応

ファーストチョイス 小青竜湯
小青竜湯(ショウセイリュウトウ)は漢方の古典といわれる中国の医書
「傷寒論(ショウカンロン)」に収載されています
● 鼻みず、鼻炎、うすい水様の痰を伴う咳などに効果があります

これが一般的

初期の鼻水たっぷり涙目くしゃみなどには
良くつかわれる鼻炎用としての下記の方剤はあまり使いません
処方

長引いて慢性化した鼻炎、蓄膿症になどまた、通常風邪の治る過程でつかいます。

「葛根湯加川芎辛夷」
・・・・経験方として特に鼻炎、鼻づまり、蓄膿症に用いられる薬方
「荊芥連翹湯」
・・・万病回春に収載されている処方を基本に、我が国で経験方として発展させた薬方
 にきび、慢性鼻炎などに効果があります。


ここから変化形
水分摂りすぎの人は水をめぐらし
尿として出す
胃内停水など・・・朮・茯苓・タクシャなどの生薬が入った処方
五苓散・茯苓タクシャ湯など
腎が弱く出せない人・冷えて出口が詰まっているひと
腎の守りを加える・・・腎気丸に様々な種類あり

腸が弱く吸収できないひと
腸の機能を高めるようにする・・・芍薬などの入った処方
腸が冷えて代謝が出来ない人
腸管に免疫に関連したパイエル板がありこの活性を図ることにより
免疫ネットワークを機能させる

皮膚からの発散(蒸泄)が弱く
肺から水気を出す・・・ぜんそくに移行する
ここには はいの働きを高めたり、
体表を守る力をつける処方がいきます。
小青竜湯にもこの働きはあります。

次回 食養または続きの処方





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Posted by ひこばえ  at 15:40 │詳しく知りたい病気シリーズ



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